ニュースを支える基盤技術
株式会社リバースタジオは、クローラや AI(機械学習・自然言語処理)、記事/画像生成などの情報収集や速報に関する基盤技術を活用して、ニュースメディアや情報収集サービスを展開しています。
私たちは、こうした技術基盤の応用可能性を幅広い業界で探索しています。
ニュースを再定義する
新聞や TV などのマスメディアが “ニュース” を定義づけていた時代、何がニュースであるかを決めているのは、その編集部でした。政治家の動向や大企業の発表、著名人の一挙一動が重大ニュースと見なされ、限られた枠の中で人々に消費されていきました。
しかし、ソーシャルメディアの興隆によって、その構造は大きく変化しました。今度は、ありとあらゆるものがニュースと見なされ、正しい情報や事実確認のコストが著しく高まりました。いわゆるフェイクニュースや偽情報の問題です。
私たちは、テクノロジーと専門知を通じて、この状況を再定義しようとしています。
住む場所や年齢、興味関心によって個人に最適なニュースが異なるように、企業にとっても最適な情報は異なります。原料価格やエネルギー価格が事業リスクに重大な影響を与える企業もあれば、競合他社の動向が意味を持つ企業、クライアントの発表が新たなビジネスチャンスに繋がる企業まで、企業や部署がそれぞれ求めている情報は多種多様です。こうしたニーズに対して、テクノロジー、中でも最先端の AI を通じて、企業をサポートするサービスが Insights です。こうした文脈において、ニュースは膨大なデータの集積から収集された、カスタマイズされた情報として定義されます。
しかしながら、それだけでは十分ではありません。個々の情報やデータを把握するだけでは不十分であり、その背景にあるトレンドや概念を理解しなければ、それらを正しく解釈することが出来ないからです。私たちが提供する The HEADLINE は、こうした文脈の中に位置づけられます。
いわば、私たちはニュースの証券会社のようなものをつくろうとしています。証券会社は、株価や為替などのデータも提供しますが、同時にアナリストによるレポートによって、投資の意思決定をサポートしています。
世界の情報が指数関数的に増加する中、ニュースはますます膨大なデータによって構成されていくはずで、その局面ではパーソナライズやカスタマイズが不可欠になっていくでしょう。しかし、そのことは逆説的に、専門的な分析の価値をますます高めていくはずです。こうした仮説に基づいて、私たちはプロダクトを提供しています。
プロダクト
私たちは、世界を世界に説明するためのプロダクトを作っています。
The HEADLINE
The HEADLINE は、「複雑なニュースを、一歩深く理解する」ためのニュース解説メディアです。ニュース速報に限らず、事実とデータに基づいた "分かりやすい解説" によって、話題のキーワードやニュースの背景を丁寧に紐解き、世界を理解するための視野・洞察を届けていきます。
Insights
Insights は、オンラインに存在する膨大な記事やSNS、行政文書、IR情報などを収集・分類・解析して、企業のニーズに合った情報収集をおこなうサービスです。事件・事故情報はもちろん、入札情報や資金調達情報、行政の公示など、御社の事業にとって必要不可欠な情報収集を、最適な形でカスタマイズ。
OpenAI の GPT に代表される LLM(大規模言語モデル)などのテクノロジーを用いて、企業や行政にとって情報収集の効率化およびリスク情報の早期検知を実現しています。
わたしたちは、情報収集に関する基盤技術を SaaS として提供しつつ、個別のニーズに対して情報のチューニングおよびコンサルティングを提供することで、次世代の報道・ジャーナリズムのあり方を模索しています。これまで膨大な時間がかかっていた作業を自動化・AI 化することで、大幅な業務効率化を実現することが出来ます。